暖かくなってきましたが、まだまだ北の山には雪がある!

こんにちわ! カブです! 今シーズン最後になる冬山登山に行ってきました!!
今回のコースは群馬・新潟に位置する三国峠登山口~三国峠~三国山~大源太山~平標山~平標登山口です。
距離は約12km。 8時間ほどの山行プランです。

三国峠登山口駐車場に到着。 車の外に出てみるとそれほど寒くありません。
朝方の冬山では0℃と高い気温ですがほとんど風が無い絶好のコンディションで三国峠登山口からアイゼンを装着してスタートです。

手元に温度計を持っておくと便利です。

一枚目の写真に写っている上信越自然歩道、三国峠登山口からスタートします。
登り始めて20分経過したこのあたりで冷汗が。。。
デジカメのバッテリーを車に忘れました。
普通だったら引き返しません。 今回の山行は気温の低い山の中での行動なので引き返しました。
気温が低いとバッテリーの使用可能時間が常温より極端に短くなるからです。
往復で30分ほどかけて元の場所に戻ってきました。

気を取り直して登り続けます。
ようやっと上り坂が終わりそうです。
所々足跡がなくなるのでコンパスと地図、目標物を定めながら
登っていきます。

そして三国山山頂(標高1636m)へ
山頂の印が雪で埋まっているのか見当たらないので、感動もなくこのまま進みます。

三国山からは冬山!!みんな大好き稜線を歩くコースです。
冬の稜線を歩くときに注意が必要です。
気温が上がると雪崩が起きやすい。
特に私がとても好きな雪庇に近づくと落ちてしまうこともあるので細心の注意を
払って歩いていきます。

ある程度は覚悟していましたが三国山から足跡が皆無になり膝下ラッセルです。
ラッセルは誰も歩いていない新雪の登山道を歩くので疲労感がハンパではない。
この日は足首から膝下までのラッセルでした。
足跡が無いのでコースを間違えることが多くなりますので地図とコンパス、目標物を見ながら進みます。



雪庇はこんな感じです。

三国山からずっとラッセルが続き、雪庇がある危険な場所を越えたら
次の目的地の大源太山(標高1764m)に到着です。

入笠山のチャリ坊さんに触発されて私も雪山でホットサンド(バウルー)です。
その日の食べたいものを挟んで現地で焼くだけで美味しいランチが出来上がります!
雪の上にガス缶を置くのは不安定ですし、雪の上にガス缶を置くと
ガスが冷えて火力が落ちるので、ソロテーブルに置いて焼きます。
冬山の登山ではワンタッチで収納できるSOTO フィールドホッパーを持って行くことが多くなりました。

次の目的地の平標山を目指します!

昼からは暖かくなって油断していたら。。。
写真だとわかりづらいですが首ぐらいまで落ちました。
つかまる物がないのでピッケルを地面に差して這い上がりました。

平標山周辺でもきれいな雪庇が。

平標山手前まで来たらバックカントリーを楽しんでいる方が数名いました。

ようやっと最後の目的地の平標山(標高1983m)に到着です。

10分~15分ほどで山頂を後にして、平標山から登山口まで標高を1000mほど下ります。

久しぶりに人工物を見るとホッとします。

平標山登山口に到着です。
人の背丈と同じぐらいの積雪がありました。
ここから冒頭の三国峠登山口まで5kmばかりをトレーニングがてらジョギングし、無事に下山完了できました。
ずいぶんと雪融けが進んでいました。
今回の山行はラッセルという試練が数キロあったので思ったより時間がかかりましたが、
そんなこともあろうかとスケジュールには余裕を持っていたので、下山時刻は予定通りでした。
今では便利なインターネットからできる登山届の受付があります。 必ず登山届を提出してから山に入ってください。 そして冬山の登山では体力の消耗が激しいので体力をつけて山に入ってくださいね!
以上、カブでした。
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